土曜日・日曜日・祝日も20時まで診療している大阪市福島区の小児科・アレルギー科・内科  

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院長・スタッフブログ

院長休診期間を終えるにあたって

2022.02.15

 こどもクリニックきじま 院長の貴島です。

まずは私自身が新型コロナウイルスの濃厚接触者となり、2月9日〜15日までの間を急遽休診としたことにつきまして、ご迷惑をおかけいたしました患者様に心よりお詫び申し上げます。
誠に申し訳ございませんでした。
快く診療医師の変更や診療日の変更を引き受けてくださいまして、本当にありがたく思っております。

エッセンシャルワーカーなので、諸条件をクリアできればより休診期間を短くすることも可能であるとも考えたのですが、この時点では抗原検査の在庫が底をついていたことや入荷の見通しも経っていなかったこと(結局は休診を決めた直後に大量に入荷したのですが。)、諸条件をクリアできる保証もなく、万が一私が発熱した場合に患者様が濃厚接触者になってしまう恐れがあることなどを考慮し、苦渋の決断でした。

ただでさえ、爆発的な新型コロナウイルス診療をする中で、苦しんでいる患者様に大したこともできず、家族内感染を防ぐために有効な手段をご提示できるわけでもなくて、次から次へと馴染みの患者様が新型コロナウイルスに感染していき、日々無力感を感じながらこの1ヶ月半診療を続けてまいりました。

それでも他の開業医の先生方の中には私なんかよりずっと苦しい思いをしながら最前線で今なお戦っていらっしゃる素晴らしい先生がいらっしゃいます。そんな中で自分もその一員として福島区周辺の小児医療を守る一助になりたいと対策はしっかり講じていたつもりでしたが、まさかの自分が濃厚接触者になってしまうという失態。

休診を決めた瞬間はすでに予約を取られている患者様に対して申し訳ない気持ちと経営者としての不甲斐なさで胸が締め付けられました。
私のことを気遣い、優しい言葉をかけてくださった保護者様の思いに応えたいと思い、「よし、これからさらに頑張るぞ!」と思っていた矢先でしたので、本当に悔しくて、情けなかったです。

そしてこれまで多くの新型コロナウイルスに感染してしまったお子様の保護者様に「10日間(当時)は自宅待機期間ですので、保健所の指示を待ってご自宅で待機していてください。」という言葉をかけてきましたが、きっと私と同じようにこれからの生活に対する不安や大事な子供達のこれからの行く末など想像を絶する不安があったであろうにも関わらず、その辛い気持ちを劣悪な隔離環境の中での短い対面時間の中で十分に汲んでお声がけができていたのかを考えると、あまりに軽薄な対応だったような気がしています。

「こんな気持ちになるのか。ここまで頭の中がぐちゃぐちゃと不安だらけになるのか。」
と自分が経験してみて身にしみて思い知らされました。
この気持ちを経験できたことは無駄にはできない。言葉がけの内容が変わらなくても、これからそんな経験を実際にした私から出る言葉の雰囲気は変えられるのかなと思っています。

実は大変お恥ずかしながら、一時期「クリニックの院長としてこんなに不甲斐なくて自分の掲げた理念がうまく遂行できるわけがない」と自信も何もかも失っていた時に多くの患者様から温かい励ましの言葉などをいただき、診察が終わるたびに大したお役に立てていないにも関わらず必ず丁寧に感謝を述べてくださる患者様に私自身が何度も心を救われてきました。それは今の私にとっては何にも代え難い糧となり、本日までのエネルギー源となっております。
そしてこの度も多くの患者様に励ましのお言葉を頂戴いたしました。
この場を借りて、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
これからは私も患者様に対して「恩返し」だと思って、より良い医療の提供を目指して努めてまいります。

ここで私の書道の師匠が紹介してくださった建築家・安藤忠雄さんの記事を皆様にもご紹介します。生い立ちも破天荒ですが、安藤さんは2度の膵臓がんに打ち勝ち、5つの内臓を取り除いてものなお精力的に活躍されておられます。
安藤さんは「ないなら、ないように生きる。悩んでも、しゃあない。覚悟を持って立ち向かう」という言葉を紹介されていました。

休診が決まった際に読んだこの記事が「休まないといけないことは変えられないんだから、くよくよしてても仕方ない。復帰後のことを考えよう。」と気持ちを切り替えさせてくれました。
(実際は3日間くらいは塞ぎ込んでいましたが。。。いま思えばもったいない!!)
さらには、「私には医師としての高い技術もない。器の大きな人間性もない。だけど一人でも患者様がそんな私でも良いと求めてくださる限り、ないならないなりに努力を重ねて、一生懸命に前を向いて頑張るしかない」ということをこの記事に教えられた気がしました。

この休診期間中、子どもたちとゆっくり話をする時間、私自身の勉強不足を埋めるための学習時間、好きな書道と向き合う時間、そして学生時代のようには吹けなくなってしまったアルトサックスも引っ張り出し、数年ぶりにピアノも弾いてみました。
(普段は外に出てばかりなので、意外と自宅でできる趣味を自分が持っていることに驚きました。笑)

そんな時間を過ごす中で「今度こそまた最前線で患者様の苦しみを少しでも軽くする医療を続けさせていただきたい」という強い思いが沸々と湧き上がってまいりました。

「こんなところでコロナに負けるわけにはいかない!」

したがって明日16日(水)より私は院長としてよりパワフルに完全復活いたします。

また一から「唯一無二の素晴らしいクリニック」を作っていけるように精一杯頑張るつもりです。少しでも辛い気持ちを抱えているご家庭に心から寄り添い、ほんの少しでも軽くしてあげられるようなそんな医療を陰ながら提供していければ良いと考えております。

診療だけでなく、院長としてもやるべきことが多くある中、全ての患者様に直接私が診療を届けることは難しいのですが、「こどもクリニックきじまなら、なんだかんだで院長が全部把握して、受け止めてくれている」という安心感をしっかり出していきたいと考えています。

重ね重ねとなりますが、私は応援していただける皆様のおかげでまだまだ元気に頑張れます。
この場をお借りして心より御礼を申し上げます。本当にありがとうございます。
これからもその期待を裏切ることがないように、真摯に小児医療に向き合ってまいります。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。


追記:

4月より院長は週5〜6日勤務する代わりに毎月1週間は経営/医療者教育/訪問診療(時には休養)に専念する期間を設けたいと考えております。
(決して今回の休みに味をしめたをわけではございません。笑
以前から計画していたことでございまして、一部の患者様にはご不便をおかけすることにはなるのですが、これからクリニックが安定して良い医療を提供していくためにこのような体制変更が必要であると考えました。)
もちろん診療を離れている1週間の間もかかりつけの患者様からのSOSのお電話には極力対応させていただくつもりです。
「平日の夕診に院長がいつもいないのが不満」という声も多くいただいておりますので、平日の勤務時間につきましては10時半〜18時半で調整を検討中です。
また院長のアレルギー外来を希望する患者様がすでにパンク気味であることから、土曜日につきましては院長診察は「アレルギー外来限定」にさせていただく予定です。
(日祝につきましては現時点では変更の予定はありません。)
ますます独創的なクリニックに変化をしていきますが、もしそんなクリニックでよろしければ是非当院に今後も足をお運びください。

スタッフ一同、全身全霊で患者様であるお子様、そして保護者様の健康を守ることができるクリニックとして大阪市福島区から強烈なエネルギーを発信していきます!!!
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

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